CERAMIC WORKS

陶と金属の造形
川合 陶芸教室 狭山市


陶芸教室では、一日体験教室を開いている。
入門前に一度試しに少しであるとか、以前少しやったのでもう少しであるとか、遊びがてらにであるとか、理由は様々である・・・

 そして、思うに・・ 
   “ 日本人は柔らかい粘土を触ることが好きなようである。”

狭山の教室で体験教室を行った。 狭山教室の入門第一号のAIさんとその妹さんのSAOさんが本日の入門者であるが、妹さんがメインで器制作に挑んだ。
本日の課題は、粉引作品である。 四角い取り皿と7寸の浅鉢ができればという事で
始まった。


 
 タタラで成形した家族分のお皿。
 
 少し歪ませ完成! すばらしい!


 姉の作品・・   岡本太郎の“太陽の塔”のイメージからの作品らしいが、
 恐らく、本人知らずの内に土偶とのハーフ&ハーフなったのであろう・・?
  
 こうして、3時間あまりの教室は、無事終了。
少しは気晴らしになったであろうか、3週間後の出来上がりが楽しみである。
ちなみに、土偶は穴窯にて焼く予定。 こちらも楽しみ・・             

 
教室では体験希望者を募集しています。お気軽にご連絡ください。
    e-mail : makito-sottaku@nifty.com

にほんブログ村 美術ブログへ ブログランキング・にほんブログ村へ
| 教室便り | 16:15 | - | - |
アザミ革工芸展 京王百貨店新宿店


 第41回アザミ革工芸展が、新宿の京王百貨店で始まった。
カルチャー文化の創成期から続くアザミ会の展示も毎年この時期に、京王百貨店の
華として41年間もの長い間続いている。
 一言、革といっても、アザミ会の表現する革はとても多種に及ぶ。
上の画のようにガラスのような透明感とプリミティブなオーラを放つ革を扱うのは
この会の特徴である。 もちろん通常私たちが身に着ける革素材も多く扱っているが、
すべてが手造りである作品たちは、小さなものにまで作者の意思が伝わっている。

 大きな会場では、見せるための作品、そして、バック、ブローチ、ベストなど
使えるものも多く展示即売されている。

    「これが革なのですか・・・?」  「不思議な感触ですね!」

会場のあちらこちらで、驚きの声が聞かれる。
ぜひとも一度は、手にとってごらんいただきたい。

第41回 アザミ革工芸展   9月21日(木)→9月26日(火)
      午前10時 − 午後8時(最終日は午後5時まで)
         京王百貨店新宿店 7階 大催場
 
http://www.keionet.com     

にほんブログ村 美術ブログへ ブログランキング・にほんブログ村へ
| 展覧会のお知らせ | 18:52 | - | - |
一息
  

    

 狭山市の街中からチョッと外れたエリアに、元米軍ハウスの家屋がある。
そのほとんどは、建て替えられているが、日本家屋にない異国風な情緒がある。
現在は自衛隊が使用しているが、近くに入間基地などがあり、そのためのものであったのだろう。

 聞いてみると、現在は木工作家やミュージシャンなどが住んでいるらしい。(少し前には某有名フォークミュージシャンなどもいたらしい。)
街中から少し離れた丘の裏側にあたるせいか、まだ武蔵野の面影も少しあり、緑も多く
静かである。

その家並みは、横田基地に隣接した福生にも少しはみうけられるが、よくよく見ると
単に木造モルタル造りの平家が、何故異国風に見えるのかは良くわからない・・・?

 その色の配色(白にカラフルな窓枠)か・・
 でも確かに可愛らしくもある(間違いなく女性好みだな、)・・
 確か、フランス人の建築家ル・コルビジュの家にもこんなのが・・
 
 過日にハウスに住んでいた友人宅に何度かお邪魔したが、その外観とは違い、
 中は間取りの違いこそあるが、いたって普通であった。
 
 そんな私もいずれは、家を建てたいと思っている・・
   
 


にほんブログ村 美術ブログへ ブログランキング・にほんブログ村へ
| 日常 | 14:19 | - | - |
一息


   なんともとぼけた表情の置物は、親父作の”セイウチ君”。
 50歳で仕事を引退して、その後の人生を彫刻造りに専念してきた親父は
 現在78才になるが、今でも写真や油絵を毎日アトリエまで通いやっている・・

  その決めたことを続ける忍耐力と持続力には感嘆する。
 彫刻(人体)、油絵、写真と色々やるが、私から見て写真が一番良い。
 人体制作にないユーモアと独特なカメラアイを持っていて、恐らくこの道でも充分
 食べていけただろう思うほどうまい。

 次に良いのが、粘土で造り素焼(850度)をした、テラコッタの動物たち。
 人体に飽きると気晴らしに造っていたのであろうが、無理に作り上げたという
 ものがなく、とても親しみやすい。

  猫、犬、ワニ、ゾウ、子供とアトリエのあっちこっちに置かれているが、
 都度、ユーモラスに私たちを迎えてくれる。

  牧師という仕事を長年やっていた親父は、人間にとても興味があるらしく
 聖書の解釈や人生観を交えながら、大きな粘土でできた原型と格闘していた。
 
  こうして、その仕事を見ていると、確かに人体にもいくつか良いものもあるが、
 観念があまり詰め込まれていない、動物のほうが良いように思える。
 一度親父に、「動物だけで一度個展してみては?」と提案してみたこともあるが、
 聞く耳さえ持たなかった。
      “作品制作とは自己満足なり”                  
 と思わざるを得ない観もあるが、それは自身にもと当てはまること・・・・・ 
 制作したいものと評価されるものが一致しないことは、もの造りとして歯がゆい
 ものを感じるが、時には立ち止まり、どっと腰をすえて仕事を振り返る時間も
 欲しいものである。
   
      “芸の道は厳しいのである・・・。”
  
 

にほんブログ村 美術ブログへ ブログランキング・にほんブログ村へ
| 作品制作 | 08:55 | - | - |
壷造り
      


  穴窯の準備が始まった。
 スケジュールが遅れに遅れ(自身の怠慢)て、ちょっと10月は難しくなりつつ・・
 しかし、薪割り、成形と始まった。
  成形の段取りはいたって簡単、乾燥に時間のかかる大物から作り始める。
 私の場合、大きな壺から。
 窯の火前(焚き口)の近くに置くため、かなり形と質にこだわり慎重に造る。
 窯の焚き口に近いところは、赤松の灰が掛かりやすく景色の出やすいところで、
 壺、茶碗、花器、水指など比較的高価なものをつめる。
 
 私の造った穴窯は全長7メートル(外寸)あるが、作品の入るスペースは長さ
 4メートル弱、高さ1.1メートルとかなり大きい。
 自分の作品だけで埋めるのはかなり大変であるので、希望者を募っている。
 その4メートルの中でも、気に入った作品の取れるところは、限られていて、
 たとえば、茶碗100個入れても、展示会などに出せるものは、4個ほどしか
 取れない厳しい窯である。
 4個の茶碗を取るために、3日〜4日焚き続ける。 少々値が張るのもうなずいて
 いただけると思う。

 暫く、穴窯の火入れまでの工程をアップしていきたいと思う。
 先ずは下の壺。 前日に3分の2ほど成形したものを、一晩乾かして、壺の内側に
 木ゴテを当てて、外側から板状のもので叩きしめる。(唐津の叩き技法)
 すると、壺は大きく外側に膨らむ。(これはおおよそ計算しておく)
 そして、その上にまた粘土をのせて成形。
 途中、叩きながら全体の形を整えて、最後に口を仕上げる。

  高さ45センチの壺が、4時間あまりで出来上がり!
  手捻りの壺と茶碗造りは、最も面白い陶芸の華である!

   穴窯に作品を入れたい方募集!
  窯は八王子市加住町長江寺敷地内、連絡ください!   
    E-mail: makito-sottaku@nifty.com まで。

にほんブログ村 美術ブログへ ブログランキング・にほんブログ村へ
| - | 22:39 | - | - |
川合陶芸教室 八王子 狭山市
  狭山

  朝、夕の涼しさは、ようやく秋の気配も・・
 
  八王子と狭山の陶芸教室では、現在生徒さん募集中であります。
  いずれも、最寄の駅徒歩圏内。(車での来訪もOK)
常時、体験教室がありますので(材料費込みで三千円)、ご連絡ください。

  八王子教室  −  JR八王子駅より徒歩14分。(中央線) 
          JR片倉駅より徒歩13分。(横浜線)
          京王片倉駅より徒歩8分。(京王線)
 
狭山教室  −  狭山市駅より徒歩10分(西武新宿線)
           *5月に開講した狭山教室は買い物の弁も良い、
            新しい教室です。
           来秋には発表会を企画中です。

 アトリエニュース − 八王子市内にある穴窯(薪窯)を年内に3日かけて、焚き
            あげます。  
            こちらのほうも参加者募集中

 
  連絡先 −   アドレスが変わりました。 
          E-mail:// makito-sottaku@nifty.com

          電話 042−642−1037、 042−955−1323


   上の画像は狭山教室の概観です。(三角の家)

にほんブログ村 美術ブログへ ブログランキング・にほんブログ村へ
| 教室便り | 13:58 | - | - |
一息


  狭山市にある親父のアトリエには毎週火曜日に陶芸教室のため通う。
 時間のある時には、アトリエの2階に上がりどっと気晴らしをする。
 身内といえども、他人のアトリエに入り込むことは、妙なスリルがある。
 
  幼い頃より、親父の仕事場で過ごすことが多かった。
 私が京都に焼き物修行に行くまで、親父の仕事場はプロテスタントの教会一室
 で、半地下のその部屋は夏でも過ごしやすく、ラテン語、ドイツ語、英語の
 聖書関連の原書が、棚にギッシリつまっていて、その部屋の持つアカデミック
 な雰囲気は、妙に子供の私にも心地よく感じた。
 
  この部屋のもうひとつの特徴は、いつもFEN(在日アメリカ軍基地発信の極東
 放送)がラジオから流れていた事だ。
 当時のロックミュージックやフィフティーズとDJのリズミカルな雰囲気は、その
 部屋に異国の風さえも誘い、気持ちのよい時間をすごした。
 
  部屋の調度品で一番のお気に入りは、木製のリクライニング可能な革張りの
 椅子で、それに腰掛けて、両肘掛に板を渡すと物書き椅子机に変わる。
 親父は仕事のほとんどをこの便利な椅子でこなしていたが、夏休みなどの受験期
 にはほとんど私が使っていた。
 
  静かで過ごしやすいあの部屋はもうないが、その椅子だけは現在も親父の
 寝室におさまっている。

 さてさて、アトリエには少しではあるが、教会のあの部屋の感触が感じられる。
 親父の匂いなのか、何なのかは分からないが、どっと気晴らしが始まる・・





  上のウサギのテラコッタ作品は親父作、なぜか好きな人体より動物が良い。
  下の画は本人初登場であります・・・。  失礼しました。

にほんブログ村 美術ブログへ ブログランキング・にほんブログ村へ
| 作品制作 | 23:01 | - | - |
一息
   個展が終わり2週間がたちました。
 お蔭様で、今回も色々な出会いのあった貴重な体験でありました。
 
 しかし、毎度のことながら、個展が終了すると、どっと気持ちが沈む、
 色々と理由はあるのだが、こればっかりは受け入れざるを得ない。
 
 個展前の充分な準備と搬入での緊張した時間を通過しても、
 期間中、そして終了して見えてくるものは、様々に形を変えて、
 どっと、押し寄せてくる・・

 しばらくは、打ちのめされて、アトリエにさえ寄り付かないほど。

 今回の収穫は、多々あれど、 空間構成の楽しみを少しは体験できたこと。
 これは、次回に大きくつながる。

 次回は来年3月、大きな会場で造形的な花器を床ならべをして、情緒的な空間を
 華道家とともに作りたいと考えている。
  その前に、穴窯も焚かないと!

 ではでは、個展では多くの方々のお世話になりありがとうございました。
     
      「今後ともよろしくお願いします。」



にほんブログ村 美術ブログへ ブログランキング・にほんブログ村へ
| 作品制作 | 14:43 | - | - |
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< September 2006 >>
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
+ CATEGORIES
+ ARCHIVES
+ PROFILE
+ LINKS
+ OTHERS
+ MOBILE
qrcode
+ SPONSORED LINKS
このページの先頭へ