CERAMIC WORKS

陶と金属の造形
啐啄窯(そつたく窯) 東京八王子 埼玉狭山 京王カルチャー
     

 左の画像が、「金ラスター釉鉢」(w25cm)。 右が「粉引鉢」(27cm)。
いずれの作品も、一日体験教室に訪れた女性の作品。

手捻りで成形されたものを、電動ロクロに置き変えて、さらに仕上げの成形(水挽き)
までをもしてしまう、成形を2度楽しめる、ある意味、奥のある作品作り。

てなことで、陶芸に関しては、お二人とも初心者であるが、ごらんのように、かなりの
大きさと、ボリュームのある作品に仕上がった。

体験教室というと、一般的には、入門を前提にした講座であるように思われるが、
そんなことはなく、ある方にプレゼントをしたいという方にも、あるいは、気晴らしに
という方にも、是非試して頂きたいと思う。
事前の予約は必要ではあるが、是非とも創作の楽しさを経験して欲しい。

  

真剣そのもの、こうなりますと、私の入る余地はありません。

 

わがアトリエの番犬でありますが、食って寝ているだけの、爺さん。
それでも、たまには癒してもらえる存在でしょうか。。

SAOさん、HANAさん,お疲れさんでした。


      啐啄窯陶芸教室
e-mail: makito-sottaku@nifty.com

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| - | 22:00 | - | - |
啐啄窯(そつたく窯) 東京八王子 埼玉狭山」 京王カルチャー教室
  

 6月22日からの穴窯焚きに向け、教室の皆さんの製作も慌しく行われている。
基本的に、啐啄窯の穴窯には、素焼(850度)をした作品をつめる。
本来であれば、素焼き前の生の作品をつめるのであるが、この窯では、多くの方々の力作が含まれるため、安全策として、この方法をとっている。

というのは、生の作品から焼成を始めると、あぶりの段階で作品が、非常に壊れやすい。(作品内にある水分の急な膨張のため爆発をさそう)。 
したがって、事前に素焼された作品のみを扱う。

生の作品から焼き上げると、緋色や窯変に、非常に良い効果をもたらすと、聞いてはいるが、これも仕方がない。。

 上の画像は、八王子教室のクボさんの削り作業。
石ハゼの入った、とても荒い土で成形された大鉢を、ロクロにすえ、竹べらでざっくり
と、削り上げる。
穴窯で焼成される焼き締め作品は、一般的には、あまり手を掛けずに、あっさりと
作り、そして、仕上げる。 成形、仕上げの段階で、余り手を入れすぎると、穴窯
特有の景色の入る余地がなくなってしまうからだ。
それが中々、難しいところだが、焼き上げてみると確かにその違いが表れる。

そしてクボさん作品は、ざっくりと「ちり緬じわ」の入った表情が素晴らしく、期待が
持てる。


   啐啄窯(そつたく窯)穴窯焼成
       6月22日〜6月24日
       八王子市長江寺敷地内
      * 今回は、80時間焼成を予定しています。
       連絡先  e-mail: makito-sottaku@nifty.com(川合まで)

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啐啄窯(そつたく窯) 東京八王子 埼玉狭山 京王カルチャー
    

 ギャラリーベルハウスの作品造りに励んでいる。
今回は、中近東文化センター附属博物館で好評であった、染付けと、色絵のお茶碗
を、数点出品しようと考えている。
器への描写は余り上手いとは思ってはいないが、そのよう稚拙(?)な雰囲気が、
お茶人には好評であったからである。
考えてみると、画を描くことは好きであった。              
少年時代には、公募展で金賞を頂いたことをきっかけに、かなりの情熱を注いだものであるが、当時の想いが、器製作に少しでも役立つのであればと思う。。

   

焼き物の染付け(磁器に青く描かれた装飾技法)は、上の画像の道具が必要となる。
乳鉢と乳棒、手ロクロ、筆(面相筆、だみ筆)、お茶、アラビアゴム、絵の具。
私の場合、旧呉須と新呉須を好みにより混合したものを使用する。          現在は、陶材店で色々な名称のものが売られているが、出来れば自身で思考錯誤
して、好みの色合いのものを探して欲しい。

呉須ひとつの色合いで、作風ががらりと変わる。 時にはすがすがしい作風に、
また時には渋く。 好みに合わせると、土、形、釉薬、そして絵の具の色合い
までもが変わってくる。
今回は、やや渋めの絵の具を用いて、釉薬も土石釉と灰釉と2種類を使用した。
中には、安南手(室町末期から江戸初期に南蛮貿易でもたらされた、ベトナム製の
茶人好みの茶碗の形式の一つ)のお茶碗もあるので、本焼後、色絵が施される。

作者の新しい一面をご覧いただければと思う。

 
                                 お香立てに作ったが、筆置きにも転用している代物  (イグアナ)。。

   川合牧人展 ギャラリーベルハウス 6月5日〜6月10日
    *作者は、10日に在廊いたします。

  

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啐啄窯 第三回川合牧人展 ギャラリーベルハウス
 
           「 自然釉大壷 」 穴窯焼成 h52cm

 

  三回目の展示会を、ギャラリーベルハウスで開催るることになりました。
 草花の美しい季節。 それもなじみのある町での恒例の展示会は、
 穴窯作品に、新作を加え、食器、茶陶、花器など、100点余を展示即売します。
 冷やかし大歓迎。 お誘い合わせの上ご来場ください。
 作家は、平日の一日(未定)と最終日(日曜日)に在廊いたします。

  【会場】 西武新宿線 久米川駅 徒歩3分。 欅並木の美しい街角です。
  
   *川合に牧人の詳細は、ホームページをご覧下さい。
     e-mail: makito-sottaku@nifty.com


       2007年 5月 19日
                 啐啄窯(そつたく窯)  川合牧人


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| - | 23:13 | - | - |
啐啄窯(そつたく窯) 陶芸教室 東京八王子 埼玉狭山 京王カルチャー
  

  

  普段指導している京王カルチャー教室の作品展が、京王線府中駅高架下
 にある府中市立グリーンプラザ分館で開催される。
 指導を始めて10年、限られた空間の中での、試行錯誤はいまだかわらないが、
 一期生2名を含んだメンバーの層は厚い。

 今回は、食器、あかり、茶陶など100点余りが展示される。
 是非、お誘い合わせの上お出掛けいただきたい。

     京王カルチャー聖跡桜ヶ丘店 川合陶芸教室  
                    2007年5月   川合牧人
 

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啐啄窯(そつたく窯) 陶芸教室 東京八王子 埼玉狭山 京王カルチャー
   

   京都時代、器を製作する窯元にお世話になったことがある。
  入門時は、掃除、お茶くみから始まり、ようやくロクロに座り仕事が出来る
  ようになるのには、少なくとも2〜3年は掛かる。
  盃から始まり、湯のみ、小鉢という具合に進んでゆく。

  ロクロを回し始めると、やはり一日にいくつ作れるかが大きなテーマになる。
  勿論、同じ形で、同量で、早く、きれいに。。
  こうなると中々難しく、湯飲みであれば、100個から150個が限界で
  あったように記憶する。
  その合間に、雑用をこなすわけであるので、時間外労働は当たり前で、仕事場に
  よっては、毎夜11時、12時というようなところもあった。

  教室の指導の合間に、穴窯に入れる焼酎カップを作った。
  数えてみると、1時間に19個ほど出来た。
  決して早く美しいとはいえないが、ポンポンと、無心にロクロを回すことは
  気持ちの良いものだ。

  こうして気持ち良く製作出来るのも、過去の反復練習があっての事であるが、
  陶芸教室においても、その作業はあってもよいのではないかと思う。
  次々に新しい作品に取り組む事もひとつのあり方ではあるが、無心に繰り返す
  作業は、考えを超えたところの何かを会得する確実な方法でもある。

   是非、実践して頂きたいものである。。




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啐啄窯(そつたく窯) 陶芸教室 東京八王子 埼玉狭山 京王カルチャー
  

   草花の美しい季節。 
  気の向くまま、どこを歩いていてもその美しさにひきつけられる。
  花粉症に悩まされていたこの時期も、今年は例年になく過ごしやすく、
  春を満喫できた。

  京都の修行時代、ツツジといえば、三条通りの少し東にある蹴上(けあげ)の
  花壇が思い浮かぶ。 山科(当時住んでいた)から三条京阪の途中にあるその
  花壇はツツジの名所で、車窓から乗客を楽しませてくれたものである。
  また、その電車は路面を通行していて、往時の市電の面影を残し、そのごちゃ
  ごちゃ  としていたその往来は、いかにも京都らしく、風情さえあった。
  当時、休日といえば単車にまたがり、路面電車の脇をするすると、通りすごし、
  3本600円という破格な入場料であった京一会館(東の文芸座、西の京一会館
  と言われた名画座である)が常であったが、その帰りに立ち寄る友人宅での
  映画談議は現在の作品制作にも大きく反映している。

  昨晩、その京都時代の友人の一人が、我が家をたずねに来た。
  その翌日、お礼にとご覧の花をプレゼントしてくれた。

   
  
  殺風景な玄関先も草花があるだけで心が和む。

  なぜか、草花に縁のある今日この頃である。。。

   *ちなみに、友人から頂いたものは、西八王子のフラワーショップ
    “ アモーレ・フィオーレ ”さんの商品。
    サービスして頂き申し訳ありませんでした。。
  
  
  

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| - | 07:42 | - | - |
啐啄窯(そつたく窯) 東京八王子 陶芸教室
  

  6月22日からの穴窯焼成に使う赤松の薪400束が栃木県より届いた。
今回の穴窯は、雑木は焙りのみに使用して、焼成のほとんどは赤松に頼る贅沢な
窯焚きとなる。(赤松は我々にとっては高価な代物である。)
雑木と赤松の違いとは、中々難しいところであるが、ビードロ釉に違いが出る。
雑木に比べて、赤松のほうが、数段その緑の呈色が深く美しく表れる。
今回は、7月、8月の陶芸教室の皆さんの展示会に窯焚きを合わせたので、
梅雨時の余りよくはない条件ではあるが、湿気の多い、気圧の低いこの時期は、
確かに煙突の引きが悪く、昇温に関しては余りよくはないが、窯変を含めた景色
に関しては、不思議と面白いものが出るという。

そして、私の好きな陽気な薪やのオヤジさんとの再会は、ことのほかうれしい。
71歳になるオヤジさんは、栃木から関東一円の陶芸家にユーモアと、窯焚きの
極意と、陶芸界の風評と、廉価な薪を届けてくれる。
その屈託のない純粋なまなざしは、もの創りを志す者に、何気なく、やわらかく、
勇気を与えてくれる、私の知る数少ない老賢者である。。

  “ 次は来年の3月頃にお願いしますね?” との問いに、、

  “ 生きていればね、、僕は面白いと思うところにしか行きませんからね。”

 その細かいことに拘らない飄々とした生き方に,すがすがしさを感じる。
 
   “ 来年も来てくれるだろうか・・?? ”

  
  

    啐啄窯穴窯焼成
        2007年 6月22日〜6月24日
         八王子市加住町長江寺敷地内
     
      連絡先 e-mail: makito-sottaku@nifty.com





 
 
 
 
 

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| - | 00:39 | - | - |
啐啄窯(そつたく窯)


まずまず、天候にも恵まれた連休も終わり、本日よりお仕事の方も多いことと思う。
 私の連休は、どこに行ったという事もなく、普段よりのんびり仕事をしていた。
 私の自宅周辺は、連休中驚くほど静かで、この静けさの中、格別な心地よさに
 浸ることが出来て、少々大げさにも聞こえるかもしれないが、、
 “こんなにも至福な時間にめぐり合せてくれた人生に感謝!”とさえ思った。
 しかし、夕暮れの散歩道であじわったあのノスタルジックな静寂は、一体なん
 だったんだろうか・・
 不思議でならない。。

  少し良い話があった。
 一月ほど前に、普段お世話になっている先生より、お偉い方をご紹介いただいた。
 千玄室大宗匠。 茶道裏千家の前のお家元である。
 言わずとも知れた千利休さんの血を受け継ぐ高名な方である。
 そしてそして、上の画像の自作のお茶碗『 自然釉茶碗 』を、お渡しした。
 講演会の合間であったので、ご挨拶程度の時間しかなかったが、そのすらりと
 した身なりと、あふれんばかりの知性に驚くばかりであった。。

 後日、先生より連絡があり、“とても良いお茶碗でしたよ。”と大宗匠からの
 伝言を頂いた。
 そして、『啐啄窯』の啐啄はもともと、大宗匠がお世話になっている
 先生 へ『啐啄塾』として命名したもので、その銘が私のところへ回ってきた
 ということを特に喜んでいらしたということである。(私も初めて聞いた。)
 
 大変なお名前を頂いたもである。 大事にするは勿論、それほどお茶の世界とは
 縁があるとは考えていなかったので、再考の時期なのか。。
 そして最後に、“あなたの略歴に、大宗匠へお茶碗を納めたとを記しても良い。”
 とのお墨付きをも頂いた。

 とんでもない展開になってきた。
 私は茶陶作家になってしまうのか・・・?
 何はともあれ有り難いお話である。
































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チョット一息
    

  突然のお誘いであったが、久しぶりにフライロッドを振った。
 連休の合間であったが、思いのほか人影がなく、期待度大である。
 多摩川の上流部に位置する軍畑(いくさばた)。
 ここは、川幅もあり、さらに渓相も素晴らしい。
 予想通り、その時刻になると、ライズリング(魚が水面のカゲロウを捕食する
 時に出る水面上の波紋)があっちこっちに見られる。
 水鳥の羽で作られた針を、ナチュラルに流すが、流れが複雑でかなりのテクニック
 を要する。  
 本日は、カゲロウ(2種)にトビゲラなどの虫の孵化が見られる。 
 これら川虫は、季節、気温、水温、気圧などによって、条件が合わないと、
 現れない。
 それらを予想して、事前に作ったフライ(毛ばり)を選び糸に結ぶ。
 本日はその予想が当たったようで、プロポーションの美しい山女を手中に。。
 すぐさまリリースするが、会心のヒットである。
 
    
 
  釣りの師匠との晩酌は、このうえなく美味かった。。
  

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