CERAMIC WORKS

陶と金属の造形
そつたく窯 八王子 狭山 京王カルチャー 陶芸教室 穴窯

                             八王子市 長江寺

年内最後の薪割りと掃除に穴窯のあるお寺さんへ。
幸いにも、助っ人さんがあらわれて、ここのところ調子よくバッサ、バッサと
割り込んで、ようやくゴロゴロあった大木も先が見てて来ました!
1月中には何とか朽ち果てる前に薪に変わりそうです。
それにしても、一度きたら二度とは現れない助っ人が、こうも熱心な方とは。。
人は見かけによらないものです!!

薪を割っていると、木の割れ口からごらんのようなカミキリ虫の冬眠の姿が、
よく現れます。カミキリだけではなく、トカゲ、クワガタなどの幼虫も頻繁に。
お眠りのところ、申し訳なく仕方がないのですが、元に戻すことは出来ず、
地面に作った木屑の山の中に埋めてあげます。 おそらく冬は越せないだろう
虫たちに合掌。。
穴窯焚きにの陰にはいろいろと自然界との結びつきがあるのです。
貴重な木材を燃やすのも然り。。
「皆さん! 心して作陶願います!!」

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| - | 22:28 | - | - |
そつたく窯 八王子 狭山 京王カルチャー 白磁

                            白磁輪花鉢(口径14cm)
座忘さんの年内最後の注文は、白磁の小鉢。
白磁と言っても、黄磁、青白磁や、青磁に近い色合いのものまで多種を称する
こともあるので、白い磁器だから白磁と言い切るわけにはいかない。
個人的には、中国宋時代の定窯白磁が好みであるが、何度か試みても、
なかなか再現できるものではなかった。調べてみると、酸化焼成でそれもかなりの
長時間。 やや黄色味を帯びているのも、焼成雰囲気からくるものであろう。
近年では黒田泰蔵氏の白磁が評判のようであるが、成形が困難なニュウジーランドカオリン主体の磁土を使用しているという。
いずれにしろ、白を極めるには、かなりのロクロ技術が求められる。
 こちらが本家本元の白磁。。
         
        レシピ  粘土 − 京都上石+白磁100
              釉薬 − 石灰釉
              焼成 − 還元焼成(1270度)

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| - | 21:24 | - | - |
そつたく窯 八王子 狭山 陶芸教室 縄文 八ヶ岳

                             茅野市尖石縄文考古館

年内に是非もう一度ということで、本年3度目の縄文のふるさと茅野市へ。
八王子から山梨、長野へ入ると気温も下がり、八ヶ岳のふもとでは、霙かなとも思う
雨にも。
さすが、冬は人がいない。それをねらって出かけたわけですが、シ〜ンとした冷たい
張り詰めた空気はとても心地よく、贅沢な時間を過ごせた。


尖石縄文考古館の次は、小淵沢に近い井戸尻考古館へ。ここのロケーションは言う
までもないが素敵だ。 山すそのふくらみ、稜線のやわらかさ、なだらかな長い傾斜。
見晴らしのよさも。 そして、風を感じることの出来る数少ない場所。
心に染み入る風景。。。そして、縄文の息吹きをも。。
2008年も残すところ6日あまり。 来年も、日常に見失うことなく、思い立ったら
いつでも軽快に動きたい


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| - | 23:23 | - | - |
川合牧人 EPISODE(エピソード)

                            「森の家」のための習作(陶、銅管)

          森の家 −冬の旅ー

      森の家は 雑木林の奥まったところにある
      人の出入りは ないのであろう
      家の付近の土道(つちみち)は草木で覆われていてる

      家には蔦がからまり 白い外壁は所々傷んでいる
      しかし 人の気配こそないが その静かな様子は 
      不思議な魅力がある
      
      建物の大きさからすると とても小さな窓
      ガラスは少し欠けていて その隙間から
      かすかに 暗い室内の空気が つたわってくる
      
      いつごろからある建物なのか 
      近いうちに 消えてしまいそうな静寂な佇まいに
      自身のやわらかい心の襞がわずかに振動をし
      同調したいとおもいはじめる
               

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| - | 22:47 | - | - |
そつたく窯 八王子 狭山 京王カルチャー教室

                          聖跡桜ヶ丘京王カルチャー

本日、京王カルチャー教室の年内の受講が終了。
開講来、11年が経ちベテランぞろいの皆さんは、結束もかたく頼もしいかぎりです。
受講以外の、旅行や展示会も盛んに行われ、指導する立場としても誇りに思うばかり。
本日は、恒例の納め会。 カルチャー教室の8階には、レストラン街が併設しており
毎回、和食から中華まで楽しむことが出来る。 今回は中華で親睦を深める。
「来年の展示会に頑張りましょう!」ということで締めくくり、年末のご挨拶。。

 一駅歩き酔いを醒ましながら、町の散策に。

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| - | 22:29 | - | - |
そつたく窯 八王子 狭山 女性陶芸家

                           松灰釉平鉢(直径15cm)
先日、神奈川県相模湖町に住む、若手女性陶芸家を友人らと訪ねた。
甲州街道を少し入った一軒家で、一人で作陶を続けている。
実は、彼女は京都府立の陶芸学校の後輩でもあり、隔年で行っている京都・法然院
の「そつたくの集い作陶展」のメンバーでもある。
京都を出て、いろいろな人生体験を経て、作陶に戻ったという経歴の持ち主。
現在は、上の画像のような灰釉を中心に器の創作活動をしているが、いずれは、
オプジェなどの造形作品も作りたいという。
 見込みには"目うち”のあとが5ヶ所ある。
彼女の焼き物の特徴は、まず使いやすく、丈夫であること。焼き物の一番大切な
ポイントでもある。
灯油窯や電気窯で通常の2倍ほどの時間を掛けて焼くその姿勢は見習うべきものが
ある。 そして、彼女はひたすらにマイペースを堅持する。
消費世界に流されず、息の長い作り手として着実に歩もうという意思は、とても
大切なことだ。 それを自覚している彼女の意識の高さに将来を感ずる。
何も言うことはない、そのまま続けてほしい。
帰り道の銀杏並木の美しかったこと。。。


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| - | 23:01 | - | - |
そつたく窯 八王子 狭山 JTアートホール室内楽シリーズ

                            港区虎ノ門JTビル
ここのところ、音楽会に出かける機会が多くある。
特に、クラッシクを生で聴きたいという気持ちがつよくあり、アドバイスを受けながら、機会があるごとに出かけている。 今回は、JTアートホール室内楽シリーズ「オーケストラMAP'S第2回演奏会。オーボエ奏者の宮本文昭氏の指揮による弦楽のアンサンブル。モーツアルトからチャイコフスキーまで。 コンサートマスター・矢部達哉氏曰く「ヨダレが出そうな・・・」プログラム。

          W,A,モーツアルト
       ディヴェルティメント二長調 K、136(125a)
          EH、グリーク
       ホルベルク組曲 OP、40
          S、バーバー
       弦楽のためのアダージョOp、11
          P,I,チャイコフスキー
       弦楽のためのセレナードハ長調OP、48
   
クラッシクに無縁なという方でも、聴けば、あの〜!という名曲尽くしのプログラム。
しかも、格安で楽しめるのが良い。 個人的には、バーバーの「弦楽のためのアダージョ」、チャイコフスキーが良かった。 尚、毎月行われるJTホールの催し物は、音楽家たちが、"こんな曲をやりたい”"あの人と共演したい”と、日頃から温めてきた夢を実現するコンサート。 音楽家の気持ちまでもが伝わってくる小さな小ホールで贅沢な室内楽を楽しめます。
 申し訳ないが、ここのところ留守番犬。。。   

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| - | 21:51 | - | - |
そつたく窯 八王子 狭山 お茶事 

                             禅心庵 にじり口

先日のお茶事のご報告を。。
素人の面々が集まったお茶事は、アクシデントもなく、それぞれが楽しんでいたよう
であった。しかし、これだけのものを用意されるご亭主もさぞかし大変であった
ろう。 以下そのスナップを。

にじり口より席入りした面々は、床の間、お釜を拝見した後、ご亭主とご挨拶を
交わすことになる。 そして、ご亭主自ら炭手前をして下さる。
炭の名称、役割など時間をかけてご説明していただいた後に、お香合の拝見となる。
今回は、かしこまった席ではないので、メキシコ土産の蓋物を見立てていた。

そして、ご亭主から「勝手を見つくろい、粗飯をさしあげます。」
少し時間をおいて、懐石のもてなしを受ける。
期待はしていたものの、これほどのことまでして下るとは、頭が下がるばかり・・。

次から次とおいしい料理が出てくるので、お茶は何時頂けるのかと思うが、
こうしたお持て成しの後に、お濃茶、お薄と頂くのである。
肝心の画像は、頂くのに精一杯で、撮影の余裕などはなく、以上で終わりとなる。。
来年も是非との声も多く、ぜひとも続けたい。
  もう一丁!!

忘れていました!  本席の掛け軸は大亀老師筆「無事」でありました。

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| - | 22:45 | - | - |
そつたく窯 八王子 狭山 オープンハウス


午前中の狭山教室を終え、父を伴って隣接する川越市にある日本キリスト教会
神学校で行われる学生主催のオープンハウスへ出かける。
教会に生まれながら、礼拝に出席するのは実に20年ぶりであろうか。。

普段からとても仲良くしている母方の従妹は、教会オルガ二ストで牧師夫人。
30代とは思えぬ明るさとユーモアのセンスはピカイチ。
本日は、キリスト様の降誕節の礼拝で伴奏をするというので出かけてみた。
教会では11月にはいるとクリスマスに向けてそれなりの準備が進められる。
私の記憶では、天井からつるされた柊でできたリング(アベント・クランツ)に
毎週赤い蝋燭が増えていくのが、とても印象的で、クリスマス礼拝には火が灯されて
いた。礼拝は神学校の学生さんが順に聖書を朗読し、そして賛美歌を合唱するという
ながれで行われる。



普段からBACHより、フレンチバロックのニコラ・ド・グリニーが好みという従妹は、
Paul Gerhardt(1653)「われは たつ」(ich stehe an deineiner
krippe hier)軽快に演奏をしていた。 そんな中の聖書の一節から。

        ルカによる福音書 2章 1〜7節

  そのころ、皇帝アウグストゥスから全領土の住民に、登録せよとの勅令が出た。
 これは、キリニウスがシリア州の総督であった時に行われた最初の住民登録で
 ある。 人々は皆、登録するためにおのおのの自分の町へ旅立った。
 ヨセフもダビデの家に属し、その血統であったので、ガラリヤの町ナザレから、
 ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上がっていった。 身ごもっていた、
 いいなずけのマリアと一緒に登録するためである。
 ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、初めての子
 を産み、布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。 
 宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。


皆様は、どのようなクリスマスを迎えるのであろうか??
ちなみに、私は年末恒例の仕事に追われそうだ。。。
オルガンに興味のある方にすばらしいプログラムがある。
   
   [オルガン メディテーション」 −晩の祈りとオルガン音楽ー
      2008年12月12日(金)午後7:00〜7:45
  東京カテドラル聖マリア大聖堂にて e-mail:cathedral@tokyo.catholic.jp
       オルガン奏者 松浦光子
       入場無料(できればご寄付を、とのこと。)
    * Nicolaus Bruhns(1665~1697)  
       いざ来たりませ、異邦人の救い主
    * Johann Sebastian Bach
      賛美をうけたまえ、イエス・キリスト
       高き御空よりわれは来たり
       神の御子は来たいぬ
       ・・・・・・等


 ころころした丑さまたち・・

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| - | 21:03 | - | - |
そつたく窯 八王子 狭山 陶芸教室

                               藤森公園

狭山のダンディーさんである岩さんがブログを始めました。
作陶歴10年を越すベテランで、個展など精力的に制作に励んでいらっしゃいます!
是非、ご覧ください!
    


      「創る楽しみ」 未在&MIZAI
         
         陶とひとりごと


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