CERAMIC WORKS

陶と金属の造形
八王子 そつた窯 八王子市 狭山市 京王カルチャー 穴窯

                                     穴窯 長江寺敷地内

一昨日 穴窯に出掛ける。 年末に訪れる時は決まって一人で、掃除とお寺様に
恒例の干支作品をお持ちするため。
年末といえども、墓参りの方々などで 結構にぎわっていて、敷地のすみにある
穴窯だけが、ひっそりと変わらぬ佇まいである。 

窯周辺の草引きや整理をしていると、毎度のこと 築窯時の光景がよぎる。。
真冬に、一人で耐火煉瓦を黙々と積んだ作業は、仕事というよりも、正に業を
つんでいたような心境で、ただただモルタルを練り、水平器と糸を頼りに、
取り組んでいた。
当時、人生の大きな過渡期に直面していた私には、潜り抜けなければならない
ならない一冬の経験であったのかも知れない。

今年も色々とあった。
年初に描いていたものとは違い、かなりザワザワした時間も多く過ごした。
勿論 良いこともたくさん経験した。 
総じて 反省材料を多く残した1年間であったように考えている。
易を見てみた。
坤〔コン)・坤為地ー豊かに生きるー
「大地はすべてを包み込むこの宇宙にたった一つの地球 そしてたった一人の
母  その力はやさしく強く すべてを生み出す豊かな泉」
この冬はどうやって 乗り越えて行こうか・・・

お〜いガンバッテクレ!


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| 日常 | 17:23 | - | - |
八王子 そつたく窯 八王子市 狭山市 京王カルチャー 穴窯


                                     白マット釉ミニカップ
狭山のYさんの作品。
洋菓子を作る金製の型の外側に石膏を流し込み、内型を作成した。
それをもとに磁器のタタラ板を入れ込み成形。。
どこかで見たような印象を与えるのはそのためではあるが、釉薬といい自分の
作品にしている。
白と対象に黒の作品もあったが、こちらは釉薬と粘土の合性が悪く、釉薬の
一部がちじれるというアクシデントにあい、やむなく中途で、成形土を変更する
ことになった。
既成のものを使用して作品を製作することは、美術の世界ではごく一般的に
行われているが、焼き物でも自然界(天然石など)、工業製品などをもとに
原型をおこして、作品を製作されることは多い。
新しい陶芸のひとつの方向性を示すものである。

干支の木箱が届き、箱書き、包装の一日。。
明日は穴窯の掃除、干支の発送作業。 
ようやく年賀状に取り掛かれる。。。

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| 教室便り | 00:27 | - | - |
八王子 そつたく窯 八王子市 狭山市 京王カルチャー 穴窯

                                     ミニ盆器(W8センチ)

またまtた狭山の生徒さんの作品。
一見 磁器のように白く焼きしまった盆器(盆栽の器)は、実は信楽の粘土を使用
した陶製。 素焼きの時に呉須絵の具で絵付けを施し透明釉を掛けて焼き上げた。
その絵付けもかわいらしく、形体にほど良く納まっている。
絵柄は 蕎麦猪口からの転用もあれば、犬の後姿を写したものまで、ユニーク
な雰囲気をももっている。
年内の教室も残すところ2日、忘年会も1度で教室の関係の年内の行事も終了。
合間を見ながら干支制作におわれている。 本日窯出し後、絵付けをして、桐箱に
おさめて発送する。
そういえばクリスマスですね。。
我が家のイブは師匠と愛犬と和やかな宴会&パソコンの改造の一晩でした。
一部の方にはお伝えしましたが、ここのところ愛犬が不調で、一時は危ないかな
とも思っていましたが、何とか持ち直して、いまも傍らにおります。

 
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| 教室便り | 08:40 | - | - |
八王子 そつたく窯 八王子市 狭山市 京王カルチャー 穴窯


口径が11センチほどの豆皿がいくつか焼き上がった。
狭山教室のYサンは、この手の大きさの色々なお皿を製作している。
上の画像の左から、「黄瀬戸豆皿」、「撫子豆皿」、「梅文豆皿」の面々。。
ロクロで成形をして、弁柄、呉須絵の具で絵付けをしたかわいらしい作品である。
小さいと言えども、なかなかの仕上がりで、見ていてもワクワクするものがある。

レシピ    粘土 − 上信楽
        釉薬 − 黄瀬戸釉、石灰釉
        焼成 − 酸化、還元焼成
        絵の具 − 弁柄、呉須


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| 教室便り | 22:41 | - | - |
八王子そつたく窯 狭山市 八王子市 京王カルチャー 土偶 
東京国立博物館特別展「土偶展」

来年の下見に東京博物館内にある 由緒あるお茶室を訪れた。
お茶室を拝見した後に、何度となく出会いののある、「縄文のビーナス」が出展
されている本館に移り、大英博物館帰国記念展とある「土偶展」をのぞく。

久々に入館した博物館は、以前の面影はなく、完全にリニューアルされており、
内容のある展示と、また奥行きがとてもよく広がっていた。
「土偶展」の内容も素晴らしく、関東南部から北海道にまで及ぶ代表的な土偶は
国宝3点を含め、重要文化財も数多く展示されている。
中でも 東北、北海道の土偶は素晴らしく、明らかに関東近県のものとは
様相が異なっていた。
どのようにして、そのあたりの違いが表れたのか、定かではないが、北に行くほど
プリミティヴで呪術的な雰囲気が増していく。。
これらは、過去に見たアフリカのプリミティヴ・アートにも非常に近い印象を得た。
2月の中旬まで展覧できる。 是非とも訪れていただきたい。
                      
転合庵(東京博物館内)
小堀遠州(こぼりえんしゅう 1579〜1647)が桂宮から茶入「於大名
(おだいみょう)」を賜った折、その披露のために京都伏見の六地蔵に建てた
茶室です。その後大原寂光寺に移築され、昭和38年(1963)、当館に
茶入とともに当館に寄贈されて現在の位置に移されました。

来春も今井蒼泉さんとのコラボレーションを企画している。
次回は由緒あるお茶室にて展開できればと計画中。
詳細は後ほど。

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| 展覧会のお知らせ | 21:53 | - | - |
そつたく窯 八王子 狭山 京王カルチャー 陶芸教室



ここのところ生徒さんの作品の出来がすこぶる良い。
私が陶芸の道に進んで2,3年でここまで出来ただろうか???
と思うほどの出来栄えで、皆さんの意識が高いのか、私の意識が低かったのか
指導をしている私が言うのも甚だ恥ずかしいのではあるが、見ていてうれしい。

当時を思い返せば、卒業後 間もなく22歳で京都へ修行に出掛けた若造が
陶芸に関して言えば、ずぶの素人で、やる気だけは人一倍。。。
やhり それだけでは、作品はできないのである。。
きちんとした見識は、豊かな人生経験から生まれる出るもので、それにはそれなりの
準備と機会がなければならない。

上のp画像は、左から「ブロンズ釉色象嵌皿」 「伊羅保ビアカップ」 「鼠志野平鉢」
いずれも狭山教室の皆さんの作品。
実に良い

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| 教室便り | 23:28 | - | - |
そつたく窯 八王子 狭山 京王カルチャー




体験教室に参加の皆さんの作品が上がった。
作者は上の画像の左右が入れ替わるが、それぞれの個性に見合った上々の
出来栄えになり、指導した側からしても、うれしい一言につきる。
作品は 左から「呉須巻湯呑」、「織部湯呑」、「鉄絵ビアカップ」となる。
いずれの作品も、初挑戦での労作。 
機会あらば、また是非とも体験していただきたい!!
体験教室は 随時受け付けています。 


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| 教室便り | 22:45 | - | - |
そつたく窯 八王子 狭山 京王カルチャー 箱書き
14×14×13hの桐製の箱





京王百貨店での個展で、毎回求めて下さる方の催促があり。。
箱書きはいつも自由にしてよいとの事から、中身に関連性なく、自由に遊ばせて
頂いているものが出来上がった。。
過去には、ウサギの飼育に関連するイラストもあり、毎回 その時のコンデションに
あわせて描いている。
今回は 幼い頃から親しんでいるジョルジュ・ルオーの《受難シーズ》風のスタイル
で、アクリル絵の具と墨で6面全部に描写を試みた。
もやもやとして、普段の仕事がなかな手につかなかったので、ちょうど良い気晴らし
になった。
実は、この絵の下には旧約聖書・詩篇143篇が細かい文字で描かれていたが、
蓋になるものとのバランスが取れずに、急遽白く塗りつぶして、このような形に
なった。
肝心の中身は内緒にしておきます。。。
では、生徒さんの作品のご紹介です。



ここのところ、還元焼成の雰囲気がよく、上の画像の磁器物のようにスカッと
焼きあがっている。
こちらは生徒作でロクロ成形に、手は原形から型作りまでして成形した。
鉄絵の具が流れて美しい。
        レシピ 粘土 − 上石(京都製)
             釉薬 − 石灰4号釉薬
             焼成 − 歓迎焼成(1260度)

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| 日常 | 21:23 | - | - |
そつたく窯 八王子 狭山 京王カルチャー 穴窯 



 
                                         奥多摩 ダム下

九州より友人が上京。 釣りの師匠と連れ立って奥多摩へ出掛ける。
ここは多摩川の最上流地区になる。 奥多摩湖からの放水は、すべてこのダムを
通過して多摩川にそそぐ。
羽田沖までの全長138キロの流程のスタートになるこの地区は、最近では
ハイキングコースとしても名高い。 谷も深く自然豊かな雑木林からは、
時に 猿や野鳥などとの出会いも多く、動植物目当てのハイカーも多く訪れる。
3月1週から9月末までの解禁期間には、私も気晴らしと運動を兼ねて、
フライ・ロッド片手に訪れることも多い。

 穴窯の主要メンバーでもあるN氏は絵描きでもある。

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| 日常 | 21:16 | - | - |
卒たく窯 八王子 狭山 京王カルチャー 蕎麦猪口

                                    蕎麦猪口 三種

西麻布にある「お蕎麦の甲賀」さんの注文で、蕎麦猪口をまとめて製作した。
画像で見ると ややずんぐりとした感じに見えるが、実物は もう少し
スリムな形体ををしている。
ここのところ、還元焼成のp調子が良くて、素地も硬く焼きしまり白く上がっている。。
ちなみに、真ん中は青山二郎氏好み、右は白洲正子女史好み、左は主の好みの品々。

      
     
      レシピ   粘土 − 上石(京都製)
             釉薬 − 石灰4号釉
             焼成 − 還元焼成(1260度)
             成形 − ロクロ成形





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