CERAMIC WORKS

陶と金属の造形
第21回日本陶芸展 毎日新聞社主催 文化庁後援
日本陶芸展に今回で5度目の入選をいたしました。
作品名は 『森の家 −abandoned garden(見棄てられた庭)−』
前回のように組作品で、建築的な造形作品を出展いたします。
以下
、24日の毎日新聞より、

 「 日本陶芸展は1971年、会派や団体にとらわれずに審査することを
うたい始まった全国規模の公募展です。隔年で開催され、現代の日本
の陶芸を代表するトップレベルの作品が一堂に会します。

 公募部門は第1部(伝統部門)、第2部(自由造形部門)、第3部(実用
部門)の三つに分かれます。伝統的な作品から、前衛的な自由な造形
の作品、民芸・クラフト・プロダクトの実用的な作品などあらゆる陶磁器
作品を対象としています。審査員は、専門の学識経験者が出品作品の
芸術的な質によって入選や受賞を決定しています。

 公募部門のほか、人間国宝やベテラン陶芸家を対象とした招待作家
部門を設けています。本展の招待作家は運営委員会が、現在第一線
で活躍している作家を選び、出品委嘱をしています。

 本展のグランプリである大賞・桂宮賜杯をはじめ、入賞、入選作品や
招待作家の作品を公開する展覧会は、2011年5月から大丸東京店
を皮切りに大丸心斎橋店、茨城県陶芸美術館、愛知県高浜市やきもの
の里かわら美術館で開催します。

 ≪第21回日本陶芸展会期≫(予定)

東京展=2011年4月6月〜12日 大丸東京店
大阪展=2011年6月1日〜8日 大丸心斎橋店
茨城展=2011年7月9日〜9月4日 茨城県陶芸美術館
愛知展=2012年2月18日〜3月25日 高浜市やきものの里かわら美術館

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| 日常 | 22:51 | comments(2) | - |
そつたく窯 陶芸教室

                      黄瀬戸酒器
                     わら白ポット
久々の生徒さんの作品。
春の季節感と黄瀬戸釉の色合いはとても相性がいいと、かなり
以前より考えていたが、それには色々と訳もある。
初めて受けた注文(結婚式の引き出物)が黄瀬戸の大皿。
京都よりかえり初窯を焚いたのもこの釉薬。
京都時代、春といえば五条松原通り下がるの『おいでや』さん
での黄瀬戸の器に盛られたカツオの刺身にキリンビール。。
訳はいたって簡単。
わら白のポットもバランスもよく、実用的に仕上がった。
蓋上にあるつまみには、マンガンを塗り景色とした。
訳もなくわくわくするのは私だけではなく、、季節感からのもの。。。

新しいパソコンを師匠が製作してくれました。
かごに入った簡単なものですが、最新の機器で組み立てた、
かなりのすぐれもの!  リナックスのためか、パリパリ動き
とても気持ちがいい。 テレビも新聞もない我が家では、ユー・チューブ
でみる映像が見聞の窓口。  昨晩はモダンジャズと、リストを堪能
いたしました。

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| 日常 | 23:54 | comments(0) | - |
そつたく窯 陶芸教室

                                            市松文汲み出し湯呑
狭山教室の「上絵講座」の一作目(画像の作品)ができました。
市松文様で大事なのは割り振り。 作品の大きさや形を念頭に、
縦横の割り振りをして、文様が美しくおさまらなければならない。
今回は赤絵描写の応用編。 
なかなか大きい面をムラなく塗るのは難しいが、場合によっては、
赤絵の具を塗り重ねて、2度焼きもあり得る。
「上絵講座」2作目は縦長の湯飲みに、市松とその白の余白に、
七宝文様ななどをマンガンと和絵具でうめていく。
ご存知のように上絵具には、和絵具と洋絵具がある。
その違いがわからない方も多く、この様な講座を設けた。

こちらは、陶製のブローチ専門に製作を続けている方の作品を
窯詰めした様子。
ご覧のように、白い支柱に熱伝対の棒を渡し、その間にピース
を差し込んでいく。 一つ一つ窯詰めする手間が省けて、とても
便利な小道具。 正直かなり助かっています。

そして、こちらもご存知「トチン(とっちん)」ブローチなど
焼成するのにはなくてはならぬ道具。
ありがたいことに、製作者からご寄贈いただきました。
☆前々回の記事でメールアドレスの表記に誤りがありました。。
正しくは、 e-mail: makito-sottaku@nifty.com
になります。 失礼しました!!!
体調がいまいち。。。  皆様も風邪にご注意を、、

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| 日常 | 21:54 | comments(0) | - |
そつたく窯 陶芸教室


日本陶芸展の朗報の後も、休む間もなく穴窯作品の製作準備
に入っている。 ここ2,3日はラフの画を描き続けている。
先ずは、急須、ポット類の注器に絞り、思いつくままに墨の
濃淡で、図案に専念。
運よく、信楽のいい原土が手に入り、茶碗、花器、急須などの
微妙な形が求められる作品にあてる。 
今回の穴窯は可能な限り自身作品でうめる予定で、窯の雰囲気
に合わせて、粘土を選び使い分けていく。
穴窯に対して、もうひとつの流れはやはり「白磁」。。
できれば、「楽茶碗」もやりたいが。。
画像のアレンジメントは、愛犬の命日に頂いたもの。
一月経っても不思議と元気。。
☆ーあわいの景ー展 日程が決まりました。
  今回も上野で、 以下よろしくお願いいたします!
  もちろん、今回も華道家・今井蒼泉さんとコラボレーション
 2011年 10月28日(金)・29日(土)・30日(日)
      
 東京国立博物館・転合庵

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| 日常 | 23:28 | comments(0) | - |
EPISODE  道具選び

                                                               ハチノス
昨日、荒川区尾久駅前の明治通り沿いにある古道具屋さん巡り
りをして、ハチノスと呼ばれる金床を手に入れた。
これは金工、鍛金に使う道具で、このくぼみに合わせて、鉄など
の棒状の金属を火で熱して、ハチノスに当てて、ハンマーで叩き、
変形、成形していくもの。
ハチノスの名は、やはり蜂の巣の形状からきているのそうだ。
西洋の蹄鉄を作る金床・アンビルの和物版といっていい道具。

大きさは縦横35センチ×高10センチ、重量は30キロある。
ハンマーで叩き、かなりの力も加わるので、最低これくらいの
重量が必要になる。
次の個展に出展予定の花台を製作するのには欠かせないもの。
少し暖かくなったら、住宅街の仕事場を出て、屋外で火床を作り
作業を始めたい。
いよいよ鍛冶屋さん仕事の開始です

こちらはリスの形をしたブラシ? 柔らかい感触でパソコンの
キーボード、モニターの掃除には優れもの。 ありがたい一品!
すべてはこうした素晴らしい道具からうまれる。
PCの修復が済みました。 以前のアドレスに送信ください。
e-mail: makito-sottaku@nifty.com (そつたく窯・川合)

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| 日常 | 21:59 | comments(0) | - |
EPISODE  『トトロの森』 散策
                   
                                                         北野院全徳寺
教室のキャンセルで一日フリーになり、日本陶芸展の朗報にも
気をよくして、本日は休養日に。 早速、年に一度は訪ねる、
おなじみの『トトロの森』散策に出掛ける。
ここは、幼少の頃の思い出とも重なる秘密の散歩道的な場所。
車を近くのスパーに止めて、食事をすまし、早速森の中に入る。。

画像のお寺さんの山門を通り、一昔前ののどかな集落の先に、
その森はある。 ちなみに山門には『梅林山』(曹洞宗)
とあった。




『トトロの森』でお馴染みなったこの森は、現在でもトラスト
運動により多くの方の支援を得て、都度その森は拡張を続け
ている。 森の中に入ると余計なものは一切なく、武蔵野の
雑木林そのものを維持している。 もちろん、道は土道で、
人が散策を楽しめる程度のものがあり、看板矢印のようなもの
も少ない。 一部の湿地帯を含めて、軽装で2〜3時間もあれば
周遊できる。
幼少の時に過ごした教会は、ここから自転車で1時間半ほど
のところにあり、週末は近くの狭山湖散策ついでに、この辺り
にも頻繁に来ていた。
尚、トトtロの森トラスト運動に興味のあるj方は検索ください。
会員を募っています。

森の中には『堀口天満山神社』があるが、幼い時には
、ここには山姥が潜んでいるという噂があり、近寄りがたい
ところであったが、本日は、陶芸展入選のご挨拶をすませる。


新緑の季節と比べると、やはり見劣りはするが、冬の景色は
好きで、天候に関係なく、ひとりでぶらつくことが多い。
この季節のいいところは少し荒れたところ。 冷たい風と
ともに、遠い記憶の中にある「過去性」を触発し、今ある、、
展開しているものの意味がみえてくる。。。
2時間ほど歩き、土道の感触を十分に味わい帰途につく。

☆PCが修復でlき、メールの送受信が
  可能になりました。
  ご迷惑をおかけいたしました!

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| 日常 | 17:17 | comments(0) | - |
第21回日本陶芸展 審査結果
 「第21回日本陶芸展」の審査通知が本日教室の最中に届いた。
前回に続き、
『森の家ーabandoned garden(見棄てられた庭)ー』
が無事に入選!
今回は725点の応募があったそうだ。
早速、日ごろお世話になっている方にご報告。
たくさんのお祝いの言葉が届いた。
以下会期をお知らせします。
ぜひご高覧ください!
肩の荷が下りました。。
明日は完全休業。。
4月6日〜12日  大丸ミュージアム・東京
6月1日〜8日   大丸ミュージアム・心斎橋
7月9日〜9月4日 茨城県陶芸美術館
〈2012年)
2月18日〜3月25日 愛知県高浜市やきものの里かわら美術館

☆審査の詳細は2月24日毎日新聞朝刊紙上ならびにHPにて紹介されます!

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| 日常 | 01:10 | comments(0) | - |
そつたく窯 陶芸教室 天冠 能装束

                   天冠の組み立て
毎週水曜日は、ほぼ金工細工を試行している。
本日は天冠の二作目の組み立てに入ることになり、川久保さんと
ともに、打ち合わせをしながら、形にしていく。
画像の左が頭に載せるリングで、これに色々と飾りが加わる。
私は画像の中心にある鳳凰製作を試みたが、なかなかシャープ
な線が出ずに苦労した。
鳳凰の後ろのスリットには革製の翼が入ることになる。 今回は
本体、翼と鳳凰に関しては着色を含めすべてを行う。

これは、鳳凰がのる台座で、手前部分が、先のリングに差し込まれる
仕組みになっている。 これらはすべて真鍮製で、一枚の板から
切り出して、研磨成形をした。

リングを曲げて、丸に成形。 合わせ目はすべて、リベットと半田ごて
で、結合される。
なんら陶芸とは無関係な作業は、物作りの楽しさを改めて与えてくれる
いい機会で、今後も定期的続けていく予定。
来週は、荒川区の古道具屋街に金床(鉄製のもので、短金の台座に
なるもの。鍛冶屋さんなどが使う道具)を探しにでかけることに。。
9月の個展には、鉄製の燭台や花台を出展するつもりだ!


前作の天冠
能 「楊貴妃」 シテは観世流鈴木啓吾
狂言:謀生種 野村万之介
仕舞:江口 観世喜正
   定家 観世善之
              ー矢来能楽堂ー
手元に鳳凰がある。。

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| 日常 | 22:19 | comments(0) | - |
そつたく窯 陶芸教室 公募展

                     板状の粘土
上の画像のものは、5ミリ厚に切りそろえた板状の粘土で、
少しの乾燥後に、型紙にあわせて更に縁をカットする。
そして、それらは円錐に近い筒状の型に巻かれて、フリーカップ
として形作られていく。
ロクロを使用しない初心者にも、同じ大きさ、形が難なく成形
できる方法であるが、しかし焼成による歪みは出やすく、要所は
慎重におさえておく必要がある。
教室を始めて12年になる。 今回 生徒さんの一人が、公募展
に初挑戦することになった。
公募展を旗印に立ち上げた教室ではなかったが、それぞれの
作陶生活の中には、向上心も好奇心も生まれてくるようで、教室
のひとつの流れとしては、歓迎している。

応募要項が届くと、現実味が出てきて、当人も目つきがかわる。
良くも悪くも緊張感は生まれてくるもので、それが日々の張り合い
に変わり、有意義な時間を少しでも持つことができれば、指導する
側からすれば、それ以上のことはない。。

本人はネット環境には無縁な方なので、この記事を目にすること
はないと思うが、その暁には
皆で祝杯でもあげたいものだ!!
お〜いがんばってくれ〜!
たまには根性や!(くさい言葉ですまんが)

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| 日常 | 23:51 | comments(0) | - |
そつたく窯 陶芸教室 
 藁白茶碗

作品の搬入がすみ、落ち着く間もなく穴窯の制作に入る。
前回より間もなく制作を再開するのは、9月の京王百貨店での、
「第6回川合牧人作陶展」を意識してのこと。
昨秋の穴窯作品は、納得のいくものではなく、今回はそれをふまえて
のもので、7月の窯、9月の作陶展に焦点を合わせて可能なかぎり、
思いを形に表したいと考えている。
ところで、昨晩パソコンがクラッシュしてしまった。
教室の窓口ともなる大事なもので、早急に復旧しなければならないが、
しばらくの間は、パソコンでのメールのやり取りはできなく、皆さまには
大変ご迷惑をお掛けすることになる。
したがって、お急ぎの方はご面倒でも下記の方へお願いいたします。
幸い、ブログはノートパソコンで対応できるので、更新は問題なく続ける
ことができる。
私のパソコンはプログラマーである師匠の手作りのもで、古いOSのもの
であるが、現在3台が稼動していて、今回壊れたのは、メールサーバー
として使用しているもの。
ことあるごとにメンテナンスを受けていたが、そろそろ考える時期であるのか。。
便利な反面あまり頼りすぎると、余計なストレスがうまれる。
さてさて、何を作りましょう。。。
もの作りの初めにあるワクワク感は、いつも変わらず好奇心をさそう。

☆そつたく窯 連絡先 
   TEL/FAX: 042−642−1037

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| 日常 | 08:20 | comments(0) | - |
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