CERAMIC WORKS

陶と金属の造形
EPISODE 鍛金
 
                                                             野鍛冶
『天冠』製作もほぼ済み、次は屋外で鍛冶屋仕事。
上の画像は地べたに穴を掘り、炭を送風機であおり熱しているところ。
炭床の中にはご覧のように、数種の部材鉄を入れておき、赤く温まる
と火バサミで引っぱり出して、ハンマーで伸ばしていく。
画像では見えないが、地中に埋まっている鋼管からは、常時火床下に、
燃焼に十分な風がおくられている。
刀鍛冶でいえば鞴(ふいご)の役目を果たしていることになる。
上の画像では見ずらいが、炎は白光状態に近く、おそらく1300度以上
には上がっている。 焼き物以上の高温域になるわけだ。
場合によっては1500度域にまでもせまり、部材の鉄までも熔けること
がある。
その場合、火床の周りには線香花火の様な火花が散る。
順次 楢炭をくべるが、その時にも火花が散り火傷が絶えないが、
叩くのに集中していて冷やすことも忘れてしまう。

鍛冶屋仕事の師匠である川久保さんは、火バサミを成形している。
切るのも、穴あけももすべて、赤く熱した内に行われる。

今回 川合が成形した花台は、皿の部分が幅12cmほどの
もの。 皿の上にあるのは中国製の猪口。 庭にある蔓草を
入れてみた。


    「 ひょいと穴からとかげかよ 」
                   
 山頭火

にほんブログ村 美術ブログへ ブログランキング・にほんブログ村へ
| 日常 | 19:48 | comments(0) | - |
そつたく窯 穴窯

               本日の穴窯 
本日 赤松300束が栃木県佐野より入荷。
乾燥状態もよく、直ぐにでも使えるありがたい品物。
残りの300束も近日中に入る予定で、いよいよ作る
方にも本腰で挑まなければならない。
ところで、、薪屋の親父さんもかわらずお元気。
75歳には見えぬ溌溌剌とした物腰で、荷おろしを
されていた。

今回の被災では 焼き物の里・笠間、益子でも、
かなりの被害があり、薪窯(登り窯、穴窯)も崩落
したものも多いと聞く。 更に再建中に余震で2度目
の崩落という憂き目にあった気の毒な方もいるとのこと。。
同業者として、お見舞いを申し上げたい。
今日は埃っぽい作業の為か、花粉の為か、すっかり
喉を痛めたようで、お昼からは仕事にならず、
ゆっくりとすごす。

☆2011年穴窯焼成 
7月29日(金)・30日(土)・31日(日) 

にほんブログ村 美術ブログへ ブログランキング・にほんブログ村へ
| 穴窯 | 22:25 | comments(0) | - |
ちばわん いぬ親会in八王子
 
保護犬を家族に迎えませんか
ちばわん
いぬ親会IN八王子
「いぬ親会」とは、行き場の無く
なった犬の飼い主探しの会です。
犬を家族に迎えたいとお考えの
方、行き場の無いわんちゃんたち
との出会いを考えてみませんか?
血統書があってもなくても、全く
同じ尊い命です。ぜひ、かわいい
わんちゃんたちに会いに来て下さ
い。
5月1日(日)午前11時〜午後3時
八王子市役庁舎前淺川河川敷広場
*強い雨の場合は3日(火・祝)に
延期します。延期・中止の場合は、当日
朝9時までに、下記URA「イベント報告
ブログ」にお知らせします
http://chibawan.exblog.jp/
☆ちばわんHP
http://animal-note.cool.ne.jp/
被災地の犬猫たちへ。支援ブログ!
http://wannyanaid.exblog.jp/

ブログにリンクされている花屋さん「アモーレ・
フィオーレ」さんからの紹介で知ったちばわん。
毎回第一日曜日がカルチャー講師日にあたり、
出かけることができない。
考えてみると、幼少の頃より飼っていた犬猫は
ほとんどが身寄りのない動物たちで、今でも
懐かしく思い出すことも多い。
機会あれば、もう一度飼ってみたいと思うこのごろ
ですが、もう少しの辛抱か。。
どうぞ、HPなど検索をされて、お出かけください!





にほんブログ村 美術ブログへ ブログランキング・にほんブログ村へ
| 日常 | 22:39 | comments(0) | - |
EPISODE 

                        忍野 
釣から始まり、今ではもっとも信頼できる仲間でもある友人2人
と忍野に出かけた。
以前は3人で足繁く通った忍野も、このメンバーでは久しぶり
のこと。 一人は九州小倉から上京中、そしてもう一人の友人も
近日中に鹿児島に帰る。
昼過ぎに八王子を出発。 忍野着3時。 夕刻までの3時間を思い
思いに楽しむ。 釣果以上に3人でこれたことに感謝。
夜は拙宅にて、焼きそばと缶ビールにて乾杯。

もうこうして3人で釣を楽しむこともできなるなるのかと思うと、
一抹の寂しさもあるが、40代の青春の締めくくりと思えば、その
先の青春もある。 

にほんブログ村 美術ブログへ ブログランキング・にほんブログ村へ
| 日常 | 00:59 | comments(0) | - |
EPISODE 鍛冶屋仕事 

                   花台W12cm
春の暖かい日ざしの中、本日は外で野鍛冶(鍛冶屋仕事)。
一日かけて画像の習作が出来上がった。
鉄板を炭床の中で強制的に熱して、火バサミで挟み、金床の
上にのせて、ハンマーで叩く。  これを100回くらいか。。
初心者なので、なかなか加減がわからず、かなり遠回りの道のり。 

「鉄は熱いうちに叩け!」。。 納得の一日でした。
この作品の手の先にはリングがあり、後日ぶら下げる為のアーチ
が2本つき、軒先や柱に掛けることができる。
これはもともとは燭台。 華道家である川瀬敏郎氏が花台として
使用していたものを手本にしている。
9月の京王ギャラリーの個展では幾つか並べたい。
楽しいが大変な作業です。。

にほんブログ村 美術ブログへ ブログランキング・にほんブログ村へ
| 日常 | 22:55 | comments(0) | - |
陶の動物 

                                        小さな動物シリーズw4〜7cm
製作している小さな動物のおおよそが出来上がり、色々な機会に
持ち運び販売している。
すでにお渡ししたものを含めると120点ほど作ったことになる。
前半は『鳥』に専念したので、半数はその鳥。 以下画像のような
ポピュラーな小品もある。 製作途中からアイデアがどんと出て
きて画像にはない面白いものもあるが、それは次回に製作すこと
にして、これらに出会う機会がありましたら、よろしくお願いします!
売り上げは全額 日本赤十字社を通して、被災地に送金します。







にほんブログ村 美術ブログへ ブログランキング・にほんブログ村へ
| 日常 | 22:57 | comments(2) | - |
EPISODE  桜 満開
オオシマサクラ
『第21回日本陶芸展』に出かけた。
今回は11階の特設会場での展覧で、前回展よりも出展数を控え
た為か、落ち着いた雰囲気の中をゆったりと鑑賞できた。
節電の為か、照明が通常よりもおさえてあり、その効果もあるのか、
作品全体から受ける印象も、とても静かな余韻の残るものを感じた。
私の作品は、実用陶器の境にあり、比較的見やすいところと、相まっ
て、じっくり作品を練り直す時間が持てた。
短い会期ではありますが、近隣の桜見物を兼ねてご来場ください。
画像は 上野の本日のもの。

狭山アトリエ
狭山アトリエでの、義捐金目的の小品展示も、ご覧のように
シンプルに並び皆様のご協力を待つばかりです。

にほんブログ村 美術ブログへ ブログランキング・にほんブログ村へ
| 日常 | 23:13 | comments(0) | - |
そつたく窯 陶芸教室


                   麦藁手夫婦飯碗
京王カルチャーの生徒さんの作品。
手捻りで成形をして、素焼きの後に呉須絵具と弁柄で絵付け。
この『麦藁手』は江戸時代あたりから瀬戸地方で製作され.それを
を写している場合が多いようですが、民藝運動の創始者である
柳宗悦先生によって、更に大衆化されました。
私も 京都の修行時代に初めて絵付けを任されたのもこの図柄。
当時 お世話になっていた窯元は、民藝調の器を製作する陶房で、
絵付けの作品を前にした時の緊張感は今でも忘れることが
できません。
当時の「親父さん(親方)」はお元気でいらっしゃるのか。。。

   
    ☆ レシピ
    粘土 : 上信楽土(京都製)
    絵具 : 呉須絵具(京都製)、弁柄
    釉薬 : 石灰釉
    焼成 : 還元焼成(1235℃) 12時間



にほんブログ村 美術ブログへ ブログランキング・にほんブログ村へ
| 日常 | 22:20 | comments(0) | - |
そつたく窯 陶芸教室

                染付鉢 w13cm
先日素焼き作品を紹介したものが焼きあがり 本日発送。
伊万里の古いものの様に、やや渋く上がり 文様の『夢』の
文字との雰囲気がいい。
この画像では見えないが、夢の左下には『西望』の文字が
赤絵で入っている。
そして、その正面は"あっ”と驚きの扇子に日の丸紋。
発案した甲賀氏によると、元気な日本にぜひとも!!という
願いがあるそうだ。

この器、北村西望氏の企画とあわせて、雑誌掲載にプレゼン中
ということであります。
さて、『第21回日本陶芸展』がいよいよ開催されます。
短い会期ではありますが、陶芸ファンの皆様には是非ともお出か
け頂きたくご案内申し上げます。
       『第21回日本陶芸展』
             主催: 毎日新聞社
             後援: 文化庁
       東京展 4月6日〜12日  大丸東京 11F
       
       以後、大阪、茨木、愛知へ巡回いたします。 
    


にほんブログ村 美術ブログへ ブログランキング・にほんブログ村へ
| 日常 | 22:24 | comments(0) | - |
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< April 2011 >>
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
+ CATEGORIES
+ ARCHIVES
+ PROFILE
+ LINKS
+ OTHERS
+ MOBILE
qrcode
+ SPONSORED LINKS
このページの先頭へ