CERAMIC WORKS

陶と金属の造形
第8回川合牧人陶展 京王百貨店新宿店6階 京王ギャラリー

新宿での8回目の個展までひと月となりました。
来週の窯焚きを最後に、残りの時は、今までに制作をして来ました沢山の作品を
よく吟味し、展示会にどう活かしていくかの作業に切りかえます。
作る作業がなくなり、どう活かしていくかの作業になるわけです。
作品の全体数を把握した上で、会場をイメージして、今回の風景が出来上がって
行きます。
そして、最後に挿花が加わり、彩のありライブ感のある空間に落ち着きます。
過去を振り返りると、百貨店(使える物を並べる)というイメージだけで気負う
のでしょうか、作り過ぎる傾向にありました。
直前まで作ることにこだわり、活かすことを出来ぬまま初日を迎えていました。
粗製乱造と言われても仕方のない一面を含んでいたかも知れません。
さて、今回の出展内容は、穴窯による造形と器。白礫釉による花入。そして、
数種の白釉による器の数々です。
200点余り新作をぜひごご覧いただきたくご案内いたします。
                                                    2015年8月30日 そつたく窯 川合牧人
第8回 川合牧人陶展 
京王百貨店新宿店 6階 京王ギャラリー
2015年 10月1日→10月7日
10:00~20:00(最終日16:00まで)





 

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| 日常 | 06:02 | comments(0) | - |
第8回川合牧人陶展 京王百貨店新宿展

八王子アトリエ
10月の個展にむ向けて、作業に励んでいます。
今までに制作した作品を、焼き上げる時がきまして、その下準備を
始めています。
これから器に絵を描いたりする作品もあるのですが、それは後回し
にして、先ずは琵琶湖の土で成形をした作品の釉掛け。
この土はなかなか面白い発色をして、さらに高台などの土見せの部位
の景色がなかなかよろしく、高価な土なのですが(私には)惜しみなく
使っています。
画像はその作品の一部です。
先ずは、週末に一度焚いて、月初めに最後の窯。。
残りのに日時で、総仕上げとなります。

第8回川合牧人陶展
2015年 10月1日(木)~10月7日(水)
京王百貨店 新宿展 6
京王ギャラリー








 

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| 日常 | 22:16 | comments(0) | - |
そつたく窯陶芸教室 八王子 狭山

狭山アトリエ
狭山市駅に近い三角形の小さアトリエには、ご覧の小さな電気窯が
あります。
父がテラコッタ(主に具象作品)を素焼きしていた窯を、譲り受けた
物です。 この窯、コンパクトなわりには小回りが利いて、操作も
簡単に出来き、大変重宝しています。
 ところが、先日温度センサーが壊れてしまいました。テスターなど
で調べてみると、どうやらセンサーだけではなくて、マイコン機能も
いってしまってような感じです。。
マイコン機器を交換するとなると、かなり高額になりますのて、
昔を思い出して、すべて手動式に直してしまいました。
これで、スイッチのonとoffだけの作業になります。
八王子にも電気窯が二基あるのですが、以前にも似た様な故障が
ありました。 その時も、ない頭を絞って、動力線を直結することで、
切り抜けたことがあります。
以前より、マイコン任せの窯焚きに違和感を感じていました。
こちらの方が窯を焚いている実感もあり、また経済的な面も含めて、
良かったのではと、思っています。
ちなみに、昔は火の色と引き出す色見(陶の破片)を見て、温度域を
判断していました。
私のいた京都の山奥にある陶芸村の登窯は、年に一度火が入るので
すが、火を止める間際に親方が指し図する、その時の緊迫感は今でも
はっきりと覚えています。




















 

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| 日常 | 07:57 | comments(0) | - |
エピソード

陶板(w7センチ)
画像の陶板、大きなオブジェの付属品だったのですが、本体の
焼き上がりが思うにならず、小さな陶の残存物として、ながめて
います。
普段なら処分してしまうのですが、なぜか、その抜けたような存在
がおもしろく、手元に置いています。
器(実用品)として制作した訳でもなく、部品にもなりきれなかった
小品に、なぜ気持ちが引き寄せられるのか不思議に感じています。
ふと思えば、今までにも創作するという意思を持たぬままにちょいと
捻ってしまった土塊に、未知なる感触を覚えたことがありました。
何だろうかと思い返してみると、人の意思に関わらず生まれてきた
者(?)でした。
昨今の生活工芸の仕事は、そんなある意味、抽象的な感触が好まれて
いるようです。
そのような事情は工芸に限らず、芸事の世界一般にも当てはまること
でしょう。
もちろん、それを取り込むのには精進が欠かせないことと思います。
ある工芸家の言葉を引用すれば、「使い道のないものたちは、それが
無意味で、抽象的であるほど、ものが生まれる以前のような世界に僕
たちを連れて行ってくれる。その静かで澄んだ感情のような場所が、
僕は好きなのです。」

なるほどと思いつつ。。
自身の道を極めたいと。。
我流で参ります。。

 

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| 日常 | 06:54 | comments(0) | - |
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