CERAMIC WORKS

陶と金属の造形
2016年6月 穴窯焚き 窯出し

一昨日、窯出しが終わりました。

これで、2016年の穴窯のすべての作業が無事に終了致しました。

今回は天候にも恵まれまして、窯詰め、窯焚き、窯出しの作業は

とても順調に運びました。

温度センサー、温度計の不調はありましたが、いつもの様に昇温

も問題なく進み、前回よりも少し温度設定を高くした分、灰の

のりも良く、面白い景色も見られました。

 やはり、薪の窯は土次第と痛感しましが、こればっかりは経験し

ないと分からぬもの。 土の持ち味を活かせる様にさらなる考察が

必要です。

個人的には7月のイベント用の花器をたくさん焼きました。

古琵琶湖層の土をベースにしたもので制作をしましたが、 窯の中

の位置で、同じ土でもかなり表情が変わっています。

思い通りにはならない穴窯の難しさに打ちのめされつつ、もはや

人智の及ばない領域を目の前にしたようで、改めて濱田庄司氏の

「 窯にまかせて」という言葉が響いてきます。

確かに出てきたものには色々とあります。

良い悪いで分別するのが人の常。 そんな事を繰り返しておれば博打

と同じ事。

今あるものを一旦は受け入れて、そこからどう活かしていくかが

その境目です。 持ち味を活かして行きたいところです。

画像のお地蔵さまは以前は素焼でアップしたものです。 焼き上がっ

たものも見せてくださいというリクエストがあり、改めてアップ

いたします。

三者三様の在り方が素敵です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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| 日常 | 10:12 | comments(0) | - |
穴窯焚き 2016年6月

穴窯 長江寺・八王子
2016年の穴窯焚きが無事に終了致しました。
今回は6月9日~6月11日までの三日三晩で焚きあげました。
出だしで、温度センサーとメーターの不調があったのですが、
他所にその予備があり事なきを得ました。
普段は当たり前のように使っている故障知らずの機器が、前触れも
なく機能しなくなると、その方策探しには苦慮します。
前例のない事もあり良い経験でした。
窯焚きは駆け出しにそんなアクシデントもありましたが、あとは
ことの外うまく行きまして、明日の窯出しに期待が持てます。
今回は最終温度帯を30度ほど上げまして、自然灰が作品にのって
良い景色になる様にいたしました。
開けてみないと分からないのですが、すべてを受け入れられる様な
時の経過を経ていますので、心配はしていません。
明朝9時30分より焚き口を開けます。
先ずは関係者の皆様お疲れ様でした。

そつたく窯 穴窯の会



















 

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| 日常 | 21:06 | comments(0) | - |
そつたく窯陶芸教室 研修旅行

栗田美術館 足利市
隔年で開催している教室の日帰り旅行。
今回は足利市にあります栗田美術館、足利フラワーパークそして
足利学校に行ってまいりました。
八王子教室を中心に20数名の皆さんとバスを貸し切りまして、
念入りに練った計画を元に開催しました。
事前の下調べもありまして、順調に事が進みとても内容のある旅
となりました。
メインの栗田美術館は鍋島焼、伊万里焼の一級品が多く、中には
重要文化財に指定されている作品も含まれます。
個人的には2回目の訪問になるのですが、今回は更に深く鑑賞が
出来まして、認識を改める機会にもなりました。
江戸時代の作品が主体になりますが、当時の時代背景も含めて
鑑賞を深めて行きますと、より文様のひとつがイキイキと迫って
きます。 
特に鍋島焼のデザイン力と技術には圧倒されます。
その線を引く或いはその線をひかねばならない現場に立ち会いた
いと思うほどです。
自身に省みて深く思いを深めてまいりたいと思います。
幹事さん、参加者の皆様お疲れ様でした!
















 

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| 日常 | 19:13 | comments(0) | - |
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