CERAMIC WORKS

陶と金属の造形
Episode 日々の制作

「自然釉花入、自然釉ポット」

木曜日よりいよいよ9回目の京王百貨店での個展が開催されます。

土による作業は終わりまして、現在は搬入の準備、そして金属の

花台などを制作しています。

鍛造、鍛金作業はかなり好きな工程です。

陶芸と違い、窯に入れて焼くことはなく、その場で仕上がるのも

魅力のひとつです。

もちろん、陶芸とは違うテクニックがあって、未だ未だ未熟な私

などは、チョイと気をぬくと振り出しに戻るといった段階です。

もともと、鉄という素材にとても愛着があって、陶の表現の中に

も取り入れていました。

鉄の何が良いのかと言いますと、凛とした静けさと存在感でしょ

うか。

また、時の過程で表れる素材の変化も魅力のポイントです。

今回は時間の余裕がなかったので、銅と真鍮をメインに制作しま

したが、毎回新しい出会いがあって楽しんでいます。

陶作品の一部に金属の作品が絡み、さらに花が空間に彩りを添える。

そんな会になる様に進めて参ります。

 

川合牧人陶展

2017年 9月28日~10月4日

京王百貨店 新宿店 6F  京王ギャラリー

川合は会期中は在廊です

 

 

 

 

 

 


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EPISODE 日々の制作

白磁面取カップ

なんだかんだと言いながらも、いよいよ個展の開催まで

2週間ほどとなってしまいました。

途中、若干の方向修正もありましたが、今までのところ順調

に運んでいます(もちらん妥協も多々ありますが)。

 

肝心の本焼きは無事に済みましたので、残りの日々は上絵の

繰り返し。 入れては出して、また焼き付ける。

上絵の窯は低温ですので、翌日には窯から出ます。

一度に無理に描き込まずに、細部は次の窯に。

私の場合は800度前後で和絵具、洋絵具を一度焼き付けて、

その後、更にプラチナ、金、銀を再度焼き付けます。

場合によっては透明な低火度釉なども使い、高温焼成の透明釉

との比較を楽しんだりもしています。

硬いものと柔らかい質感の違いを同じ器面に表すと、何だか

やんわりとした風景が生まれで良いのです。

今回も造形的な花器が多いのですが、少しは日常使いのもの

もと思い制作したのが画像の「白磁面取カップ」。

乾燥した磁土に繰り返し行う削りの作業が好きで、これから

の磁土の仕事の中心にと考えたりています。

色々と制約のある展示会。

出会いだけは楽しみたいと期待しています。

 

川合牧人陶展

2017年9月28日~10月4日

10:00~20:00(川合は19:00頃まで在廊)

京王百貨店 新宿店 京王ギャラリー

 

 

 

 

 


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