CERAMIC WORKS

陶と金属の造形
川合牧人展 ギャラリー檜・京橋

陶製の象

ここのところ動物の立体を用いて物語を創作しているのは、

そんなにも考えがあったことではなく、ありのままに見たも

を流れに任せて、反映させているだけのことです。

器の制作を生業としていたら、なかなか難しい内容ですので、

一般的な陶芸とは少し違う立場にあると認識しています。

特にここ数年追っている象とライオンの空間は、自身の心理的な

面も含んでいて、デリケートなものとして扱っています。

作品作りは自己の癒し的な側面も多いものです。

それは単に表現と簡単に言えるものでもなく。 

ましてや生活の為になどと言える世界ではありません。

色々な摩擦から生じてくるものをうめあわせていく作業。

そんなものかも知れません。


 

 

 

 

 

 

 

 

 


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| 日常 | 21:02 | comments(0) | - |
川合牧人展 ギャラリー檜 京橋

白磁・包花

陶の造形作品によるインスターレーションは2010年の村松画廊

・京橋から始まり今回で6回目となります。

その間には華道家とのコラボという形で空間をうめる展示を毎年

のように開催してきました。

2010年以前というと、やはり造形作品を作っていたのですが、

インスターレーションというにはほど遠く、模索の時でした。

以前より工芸やクラフト作品へ、ピンでスポットを当てて見せる

設えに、かなり違和を感じていたので、その間10年ほどは、

もがきの時代といえるでしょう。

京都から東京に戻った時に思い描いたのは、単純に''東京ででき

焼き物作り''でした。築窯してからはオブジェをメインに制作

し、その合間に器を作るとうスタイルをぬいてきました。

器を2番目に位置付けしていたのは、工程がコピーの重複が多く、

また、安易に形を作れること。 それにほかなりません。

当時は現在の様な器ブームとはほど遠い時期で、オブジェを「前

芸」などと呼んでいた頃です。

作り込めない不自由さをかなり以前より感じていたことなどが、

更に造形の世界に傾倒してく切っ掛けとなりました。

作風というものは、流れていくものです。与えられた光景を背景

に、モチーフやディテールを探り、作り上げていくものです。

私の場合は彫刻的な要素を取り入れ、その作品を浮かび上がらせ

るために空間を彩ります。

ギャラリーというスペースに異種の波動を複合させることで生ま

てくる流れ。此岸と彼岸との交流がうまれる。

そんな風景をギャラリー檜でも展開します。

会期中は不在の時もありますので、一報をお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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